ばくそくのカメ 資産投資録

少しずつだけど、歩みをとめない、爆速のカメを目指して。自分が有する資産(時間、感情、株)の投資に関する記録を残していきます。

2020年6月8日以降の相場について

過去の記事に書いたように、これまでの取引は全体相場に関して想定されるシナリオみたいなものは考えずに、個別株をただ追いかけていました。

 

それ自体が間違いとは一概にいえませんが、いざ暴落、急騰となった時に、事前の想定がないと視線が目先のことばかりにいってしまい、盲目になって先を見据えた投資ができなくなってしまう可能性が高いです。

 

なので、想定されるシナリオをいくつか考えて、相場に臨むことを、試験的に行いたいと思います。(賢明なる投資家の皆さんは当たり前のように、やっていることかとは思いますが…)

 

かといって、自分には相場やチャートを読む力なんぞありません(自信満々にいう話ではないですね)ので、悲観から楽観までのストーリーを頭の中で思い描く程度のことになろうかと思います。さっそくいってみましょう。

 

 

今後のシナリオ

現状整理

日経平均株価は5日現在、高値を2万2863円に伸ばし、コロナショック前の水準(2月21日終値2万3386円)をほぼ取り戻すところにきた。

 

日経平均株価の日足チャートをみると、5月下旬に2万500円処にあった75日移動平均線を抜き、2万3000円に迫っている。

いる

外国人投資家(現物+先物)が5月第3週から買い越しに転じている。

 

事実をそのまま受け取れば、現在は高値圏だと思われる。

 

個人的には、ここ1~2週間は、下記楽観的なシナリオに近い状態で推移すると思われるが、金融不安の兆候には十二分に注意したいところ。

 

保有銘柄については、急騰する場面は売り、決算も好調だったり、確かな需要が見込めるにも関わらず、悲観的するぎる評価に甘んじている銘柄があれば、保有を検討。

いつでも逃げ出せるよう、流動性の高い銘柄に絞って物色するようにする。※信用倍率にも注意!!

 

楽観シナリオ

ある程度の調整をはさみながら堅調に推移する。

楽観要因

・各国のコロナ罹患者等の推移が低水準

・投資家のマインドの改善

・各国政府の金融市場介入による下支え

・売り方の買戻し

・ワクチン製造の明るい見通し

 

中立なシナリオ

米国に端を発した人種差別に絡むデモの拡大が経済に影を落とす。コロナは小康状態だが、締め付けを強化する国も増える。各国の統計は、楽観的なものから悲観的なものまで様々で、方向感を模索しながら上下する。

・各国のコロナ罹患者等の推移が一進一退を繰り返す

・デモの拡大

・倒産企業数の顕在化

・各国統計の状況

・先進国での緩和、途上国でのコロナ感染拡大

・ワクチン製造の長期化の見通し

・各国中央銀行の株の買い取りと売却

 

悲観的なシナリオ

悲観的な内容が度重なることで、リスクオフのムードが漂う。中央銀行のかじ取りが失敗し、株価が崩れ始める。

悲観要因

・各国のコロナ罹患者数が再び増加に転じ、緩和から引き締めへ

・世界的にデモが拡大し、緩和による経済再開に水を差す

・国内では、オフィス需要の減退による空室率の拡大を受け、ビル所有者による融資のリスケが増え、金融不安の影が見え隠れする

・倒産件数の下振れ

・融資の貸し渋り

 

7月以降に向けた要注意ポイント

・コロナの罹患状況とワクチンの製造状況

・デモの状況

・金融不安の状況

・トランプの暴走

中央銀行のかじ取り