ばくそくのカメ 資産投資録

少しずつだけど、歩みをとめない、爆速のカメを目指して。自分が有する資産(時間、感情、株)の投資に関する記録を残していきます。

本田健さん著 ポストコロナの生き方を読んで

株式相場は本日現在何か月か前の暴落を帳消しにするかのごとく、好調に推移しております。与沢翼さんがYouTubeで語られていたシナリオが的中している感じです。

 

私は、実体経済と乖離した株式相場に警戒感が強く、この上昇相場の恩恵はあまり受けておりません。

銘柄選択自体を再度模索している段階にあって、個別株に触手が伸びない状況ですが、この好調な相場を逃してしまったことへの焦りは日に日に大きくなっています。ただ、ここで買い急ぐと、さらに痛い目にあう可能性が高いため、慎重な姿勢を崩さずにいきたいと考えています。(一生懸命自分に言い聞かせています…)

 

さて、今後の株式市場は、新型コロナウイルス感染拡大の第2波、第3波の状況次第で大きく変わってきます。そこに関しては2月以降、私も常に注意を払ってきました。

 

主には、ネットニュースよりも、フロントランナーである西野亮寛さんや、作家の本田健さんらの発信内容を注視してきたわけですが、この度本田健さんが「ポストコロナの生き方」という新刊を発行(厳密にいうと配信?)されました

 

本田健さんは、1月に中国の武漢から新型コロナウイルスの感染拡大がニュースに取り上げられたことを受け、いち早く2月以降の世界の状況について、世界の歴史や入手した情報をもとにした見解を示された方です。

 

日本の大部分の方が、遠い地域の1ニュースとして過小評価していた事象から、精度の高い予測を打ち立てられ、日本の行く末に警鐘を鳴らされていた健さんが、ポストコロナをどう見ているのか。何の迷いもなくポチり、早速読ませていただきました。

 

本書では、約100年前に大流行したスペイン風邪パンデミックの経過を紐解き、そこからの教訓を踏まえ、今後の世界がたどる可能性のある5つのシナリオや今後とるべき行動について、丁寧に説明されています。

 

健さんが以下の言葉を取り上げていました。

 

「歴史は繰り返さないが、韻を踏む」byマーク・トゥエイン

 

第2波による被害が甚大だったスペイン風邪の流行の経過と、現在のコロナウイルスの感染拡大に対処する世界の状況がとても似ている点が書かれていましたが、歴史から学ぶ大切さを端的に表した言葉で、自分もすごく気に入りました。(子供に、歴史って勉強する意味あるの?とか言われたら、ドヤ顔でこの言葉を紹介しますw)

 

本田健さんがおっしゃっていることは、

過去の教訓に学べば、第2波への備えは必須。正しく恐れ、様々なシナリオを思い描きながら準備することが大切であり、深刻な事態がおこっても、柔軟な発想で対処しよう

ということだと思います。

 

「夏の旅行どこ行こうかな♪」みたいな緩みの象徴のような考えを持っていた自分にとっては、本当にありがたい一冊でした。

 

緊急事態宣言が解除されたこの期間は、最悪のシナリオに備えるための準備期間だ

家族を守るためにも、緩んでる場合じゃやねえ

って健さんから張り手を食らった気分ですw

 

 

今後も、周囲の雰囲気にのまれることなく、常に自分の頭で考えたり、ビジネスの最前線に立っている方や、豊富な知識で先々を見据えている方々の考えに触れながら、家族を守るために行動していきたいと思います。